あぱっちの雄叫び~気になる、面白いニュース・ネタを掲載~
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あぱっちの雄叫び HeadLine


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(;^ω^)ブーンの体に黒いシミが出来たようです
1 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 10:50:48.25 ID:lhhi4eEd0
前回は投下間に合わなくて落としちゃってごめんねごめんね。
絶対完結させるからね。


2 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 10:51:33.30 ID:XikaijxT0
お前には期待してないから安心汁


3 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 10:54:07.52 ID:lhhi4eEd0
安心した(*^ω^)=3


4 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 10:55:02.26 ID:sZyI6xdp0
お前には期待してないから安心汁


5 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 10:56:24.41 ID:lhhi4eEd0
把握した(*^ω^)=3


6 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 11:01:58.73 ID:lhhi4eEd0

( ^ω^)「日差しがまぶしいお」

ここはアパートの屋上。人生に疲れたブーンは、
小さいころの夢だった『空を飛ぶこと』を実現することにした。

( ^ω^)「僕の人生バイバイだお」

しかし彼はビビリのため、二階建てのアパートを選んだ。

(;^ω^)「……」


7 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 11:02:25.16 ID:lhhi4eEd0

(;^ω^)「ちょwwwww結構高いおwwww空飛ぶとかムリスwwwwwwww」

夢を早々に断念したブーンは踵を返し屋上から立ち去ろうとしたが

( ^ω^)「!!」

向かいの部屋から覗き見える、女子高生の生着替えに釘付けになり

(lli゚ω゚)「!!」

足を滑らせた。

(lli゚ω゚)「ふおおおおおおおおおお!?」

空中で手足をバタつかせてみるが、空なんて飛べやしなかった。
というより、彼には試行錯誤の暇さえなかった。

(lli゚ω゚)「ふんが!!」

鈍い音と共に彼はなんとか両足で着地した。
足のつま先から頭の天辺まで衝撃が突き抜ける。

(;^ω^)「……お?」

……と思ったが、衝撃は大したことなかった。
予想外の出来事に自分の足をまさぐってみる。


8 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 11:02:46.93 ID:lhhi4eEd0

(;^ω^)「……なんだおコレ……」

足は骨折どころか、自分のモノとは思えない程『黒かった』。

(;^ω^)「ちょwwww内出血しすぎwwwwwwww」

シミのようなものが足全体を覆っている。
不思議に痛くもなんともない。
それどころか、今なら空だって飛べそうな……。

( ^ω^)「ねーよwwwwwwwww」

シミは恐ろしく硬かった。
そして異様に冷たい。

鉄のような感触に、ブーンは自分がロボコップになったような錯覚を覚えた。

( ^ω^)「ねーよwwwwwwwww」


9 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 11:03:01.86 ID:lhhi4eEd0

不自然な程のどす黒さに普通なら慌てようものだが、ブーンは阿保なので気にせず家に帰った。

( ^ω^)「うるせーよwwwwww」

階段を上る。
そこでブーンはようやく自分の体の異変に気づいた。

( ^ω^)「なんか簡単に上れるような……」

ピザな彼は家の階段ですら息が上がるほどだった。
ところが今は、足を酷使するのに何も疲れを感じない。

( ^ω^)「?」

さすがに足の事が頭から離れなくなったブーンは、夜中にこっそり家を出た。

( ^ω^)「まだ黒いお……」


10 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 11:03:23.22 ID:lhhi4eEd0

('A`)「……」

( ^ω^)「おっ、ドクオハケーンwwwwwww」

ニート友達のドクオが百メートル向こうを歩いている。
おそらくコンビニでも行くのだろう。

( ^ω^)「おーいドク……!?」

小走りのつもりだった。
しかし彼のスピードは隣の車を追い越してしまった。

( ^ω^)「ちょwwwwwwwww」

('A`)「??」

( ^ω^)「!! まず……っ」

ドクオに見られることを急に後ろめたく感じたブーンは、思いっきり地面を蹴った。

(;^ω^)「ふおおおおおおおおおおお!?」

そうすることで、家を飛び越すほどの大ジャンプが出来るとは思ってもみなかった。


11 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 11:04:36.63 ID:lhhi4eEd0

(*^ω^)「うっひょおおおおおおおおお!!」

その日の出来事から、ブーンは夜な夜な住宅街を跳ね回っていた。
体の使い方は大分覚えてきた。
今では十階建てのマンションも飛び越せるほどになっていた。

(*^ω^)「うひょひょひょひょひょ!!」

調子に乗って走り回っていたら、一度車にはねられたことがあった。
しかし何事もなかったかのように立ち上がり、夜の闇に消えていくブーンを見て、
運転手は狐につままれた思いをしたことだろう。


12 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 11:05:00.02 ID:lhhi4eEd0

大きな満月の夜。
その夜もブーンは家を抜け出し、縦横無尽に飛び跳ねていた。

無我夢中で空に思いを馳せていたら、全く見知らぬ場所に来てしまった。

(;^ω^)「……ここどこだお……ん??」

耳を劈くような女の悲鳴。
ブーンは一瞬、自分の姿を見られたのかとドキリとした。
慌てて身を隠し、声のしたほうを伺ってみる。

そこには倒れている女性と、それにのしかかる男の姿があった。

(;^ω^)「(レ、レイープだお!! あわわ……)」


13 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 11:05:18.67 ID:lhhi4eEd0

今までのブーンなら、足早にその場を立ち去るか、チャックを開けるかの二択だっただろう。
しかし、黒いシミの能力を駆使する毎日で、ブーンは自分がヒーローになったかのような気がしていた。

(#^ω^)「(……許せないお!!)」

正義感を拳に握り締め、隠れていた草むらから勢いよく飛び出した。

(#^ω^)「やいそこのレイプ魔!! その女性から手を放……せ……!?」

レイプ魔は驚きでブーンを凝視した。
しかし、レイプ魔の顔を見たブーンの方が驚かされることになった。

口元からだらしなく滴らせるモノ。

その赤い液体は顎を伝い、女の顔に落ちる。
口の端からは、女性のモノと思わせる長い毛髪が覗かせていた。

(;^ω^)「お……。お……?」


14 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 11:05:52.66 ID:lhhi4eEd0

男「……てめえ……見たな」

(;^ω^)「お前……何して……?」

愚問というモノだった。
男は、食事をしていたのだ。
女の頭が半分かけている。もうピクリとも動かない。

(lli゚ω゚)「な、何してるお!! お前何してるお!!」

男「……」

男はのそりと立ち上がり、ベッ、と口に含むモノを吐き出した。

赤い、塊。

それは咀嚼されていた女の頭部の一部。

(lli゚ω゚)「う、うわわああわあわ」

男「……もう今日は腹一杯なんだがな」

(lli゚ω゚)「ひっ」

ブーンが後ずさる。
男はブーンの目の前で、体を震わせた。
骨が鳴る様な乾いた音の後、男は変態を始めた。


15 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 11:06:10.59 ID:lhhi4eEd0

(lli゚ω゚)「……!!」

ブーンはただただ口をあけて見つめていた。
男は見る間に体積を増やしていく。
あっという間に2メートルを越した身長。顔は醜く豚のようだった。

男「おぅらぁっ!!」

ブーンは固まっていた。
自分の足も、傍から見たら十分に異様なモノだったが、男の場合は常軌を逸していた。

男の拳が顔面に直撃し、ブーンは横っ飛びに吹っ飛んだ。

男「ブヒヒ!! おいおい、久々にこの姿になったんだからもっと楽しませてくれよ!!」

(lli゚ω゚)「お……お……」

コンクリの壁に直撃し、体をしこたま打ちつけた。
味わったことのない衝撃を予想し、ブーンはそのまま……

(;^ω^)「……あれ?」

倒れこもうとしたが、体はいたって平気だった。


16 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 11:06:36.70 ID:lhhi4eEd0

そしてブーンは体の異変に気づいた。
足だけに広がっていた黒いシミが、上半身にまで広がっているのだ。
服をめくり、自分の腹をのぞく。


それはまるで血管のように。

それはまるで刺青のように。

それはまるで炎のように。


ブーンの体に黒く、太い線が走っていた。


17 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 11:07:01.68 ID:lhhi4eEd0

(;^ω^)「ちょwwwwレベルアップktkrwwwwww」

男「なんだてめえ……」

男「そ、そうか!! 俺と同じなんだな!! くっそ!!」

男は焦りを隠せなかった。
自分の渾身の力を込めた攻撃を受け、相手は何事もなかったかのように立ち上がったのだ。

(#^ω^)「さっきはよくもやってくれたお……」

男「うっ」

(#^ω^)「許さないおwwwwっうぇwwww」

男は焦っていた。
……しかし対峙している相手からは全くプレッシャーが伝わってこない。
むしろ馬鹿にされてる感が強い。

(#^ω^)「くらえっ!!」

ただ頑丈なだけで、実は大したことないんじゃないだろうか。
男の脳裏によぎる推理。

しかし次の瞬間、腹にめり込む拳を見て、自分の考えは間違いだったことを思い知らされた。


18 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 11:07:28.06 ID:lhhi4eEd0

男「うっっっぐぅ!!」

前のめりになる男に、そのまま返す拳でアッパーを繰り出す。
出した拳は男の鼻面にめり込み、嫌な音がして後方にはじけとんだ。

男「っぎゃああああああああ!!」

( ^ω^)「うはwwwwwツヨスwwwwww」

男「いてえええ!! いてえ!! いてえよおおおおおおおおおお!!」

( ^ω^)「ウタレヨワスwwwwwwww」

ブーンにはすでに正義感など微塵も残っていなかった。
あるものは、自らの力を行使する快感。

一方的な己の干渉に酔う、暴君と化していた。


19 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 11:07:50.36 ID:lhhi4eEd0

( ^ω^)「ふう……」

男はもう動かなくなっていた。
あるものは、頭が欠けた女の死体と、大の字に倒れこむ豚男の死体。

( ^ω^)「……」

殺人というのだろうか。
たった今、自分は人を殺めてしまった。

いや、コイツはもう人間ではなかった。
それにコイツは女を殺した。

正義は自分にあるのだ。

誰かに目撃されたら厄介になる。
ブーンは足早に現場を立ち去ろうとして足を止めた。


コイツはもう人間ではなかった。


……じゃあ……俺は……?


頭をふって膝を曲げる。
臀部が地面につきそうなくらい力を溜め、ブーンは満月の夜空に跳ね上がっていった。


20 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 11:08:11.25 ID:lhhi4eEd0

( ^ω^)「はぁ……」

ようやく地元の位置がわかったところで、高層ビルの屋上で一人たたずむブーン。

まだ興奮が収まらない。
黒いシミが出来てから、あまりにも現実離れした日常。

狂気。
快楽。
殺人。

震える腕を押さえ、ブーンは立ち並ぶ高層ビルを眺めたまま言った。

( ^ω^)「で、お前は何者だお」

周りに人影はない。
独り言のようにブーンは続ける。


21 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 11:08:35.09 ID:lhhi4eEd0

( ^ω^)「シカトしてんじゃねえお。さっきの豚男の時からお前がいるの気づいてたお」

返事はない。

(#^ω^)ビキビキ

それに苛立ったブーンは宙に向かって手を振った。
何かを捕まえる動作。捕獲。
そしてゆっくり拳をあける。

(#^ω^)「シカトしてると握りつぶすお」

∞「待って!! ごめん!!」

手のひらで喋るのは、ビー玉サイズの蝿だった。


22 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 11:09:11.36 ID:lhhi4eEd0

ブーンの第六感が告げていた。
この蝿は自分と同じモノだと。
自分と同じ。
そう。さっきの豚男と、同じ。

( ^ω^)「よくここまでついてこれたおね……結構飛ばしたつもりだお」

∞「ヒヒ、あれで飛ばしたつもり?? 見た目どうりに豚さんなんだね!!」

(#^ω^)ビキビキ

ゆっくりと拳を閉じる。

∞「アッー!! ごめん嘘だよ!! ジョークだって!!」

(#^ω^)「お前何者だお」

∞「君こそなんなんだい? 随分高くジャンプできるようだけど、所詮飛べない豚はただの豚だよ?」

ブーンは拳を握り締めた。


23 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 11:09:41.12 ID:lhhi4eEd0

∞「痛い痛い痛い痛い!! 嘘!! 今のノーカン!!」

(#^ω^)「お前のその電子音みたいな声、癇に障るお」

∞「自己紹介がまだだったね。僕は……ムゲンでいいや」

(;^ω^)「でいいや、って……」

∞「君はブーンだっけ? 初めまして」

(;^ω^)「初めまして。……ってオイ。なんでブーンの名前知ってるんだお!!」

∞「見てたからね。深夜に飛び回るのはさぞかし気持ちよかったろう?」

(;^ω^)「……いつでも握りつぶせるお」

∞「……好きにしたらいい。どうせこの姿は本体じゃないからね」

(;^ω^)「??」

∞「蝿を操っているんだよ。それが僕の能力だ」

(;^ω^)「ショボスwwwwwww」


24 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 11:10:04.64 ID:lhhi4eEd0

∞「散々悪態ついてしまったが、僕は君に敵対しようとしているわけじゃない」

(;^ω^)「お??」

∞「頼みがあるんだよ……君のその黒いシミの力を見込んでね」

ムゲンの言うことには、どうやら自分に殺してほしい相手がいるらしい。

報酬は金。
ニートの自分には腰を抜かすような魅力的な額だった。
でも……。


25 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 11:10:23.95 ID:lhhi4eEd0

(;^ω^)「……だが断るお」

∞「……ほう。そりゃまたどうして」

(;^ω^)「殺人の片棒はごめんだお。やりたいなら自分でやればいいお」

∞「何を言う。君はもう殺人者じゃないか」

(;^ω^)「!!」

∞「殺した数が、一人が二人になったところで大差ないさ……それに、君はあれを人と呼ぶのかい?」

(;^ω^)「……!!」

∞「殺して欲しい相手は、君や僕と同じ能力者だ……ヤツだけは許すわけにはいかない」

不意に声のトーンが変わる。
蝿の様相からは表情は読み取れなかったが、男は確実に復讐の念に捕らわれていた。


26 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 11:10:40.22 ID:lhhi4eEd0

(;^ω^)「……考えとくお」

ムゲンを開放し、ビルの端に立つ。
ムゲンは背を向けるブーンに声をかける。

∞「いい返事を期待してるよ。また会おう。君とはいい友達になれそうだ」

振り向いた先に、もう蝿の姿はなく気配さえも消えうせていた。


27 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 11:11:17.10 ID:lhhi4eEd0
(;-ω-)=3


28 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 11:12:05.46 ID:qxwgjbI2O
前回の話飛んでたところはちゃんとしろよ


29 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 11:12:55.32 ID:zQIPS5hl0
内藤の顔おかしいよ


30 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 11:15:16.66 ID:lhhi4eEd0
>>28
直したつもりなんだが、なんか変?

>>29
( ^ω^)→( ^ω^)
こっちのほうがいいかね


31 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 11:18:51.69 ID:qxwgjbI2O
>>28

ごめん。打ってる間に投下されてた

内藤はこのままがいい


32 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 11:23:07.10 ID:lhhi4eEd0
>>31
把握した


33 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 11:23:32.42 ID:lhhi4eEd0

ジリリリリリリリリリリリリリ!!

( -ω-)「お……」

リリリリリ…………

( -ω-)「もう朝……いや夕方かお……寝たりないお……」

夕方に鳴る目覚まし時計。
ニートの彼には必要のないものだったが、今夜はドクオと会う約束がある。
珍しくドクオが誘ってきたのだ。

( っω-)「……」

寝ぼけ眼のまま服に袖を通す。
ドクオとの約束までまだ時間がある。
軽く腹ごしらえでもしてから行こうかとあらためて時刻を確認する。

( っω-)「……18時50分?」

( ゚ω゚)「18時50分!?」

約束は駅前に19時。
アラームのセットを間違えたようだ。
おかげですっかり目の覚めたブーンは、急いで出かける支度をした。


34 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 11:23:53.53 ID:lhhi4eEd0

(;^ω^)「間に合わないおwwwwwww」

寝癖がついたまま家を飛び出す。
18時55分。
駅までは20分ほどの距離がある。

(;^ω^)「ドクオは遅刻するとあとでグチグチうるさいお!!」

ブーンは思わず全力で走り出した。
ジーパンの下には黒いシミ。

(;^ω^)「ちょwwwwやべwwwwwwハヤスwwwww」

景色が高速で後ろに流れていく。

まだ時刻は夕飯時だ。
周りには帰宅するサラリーマンが大勢いる。

自分に集まる視線を感じ、ブーンは急いで路地裏に入った。

(;^ω^)「走れないおwwwでもこのままだと時間が……」

( ^ω^)「……まぁいいや」

ブーンは開き直った。


35 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 11:24:10.46 ID:lhhi4eEd0

時刻は19時20分前。
待ち合わせの場所にドクオの姿はなかった。

(;^ω^)「いないお……ドクオ帰っちゃったかお」

キョロキョロと周りを見渡す。
雑踏でごった返す駅前では、ドクオの姿を見つけることは難しそうだ。

(;^ω^)「あ。携帯の存在を忘れてたおwwwwバカスwwwwww」

少し型が古い携帯を取り出し、ドクオのメモリを呼び出す。
発信ボタンを押そうとしたその時、

「きゃあああああああああああ!!」

耳を劈く女の悲鳴。
昨夜の出来事がフラッシュバックした。


37 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 11:24:30.65 ID:lhhi4eEd0

「うわああっ!?」
「ちょ、いやああああ!!」
「なにアレ!!なになになに!!!!!」

ブーンは反射的に駆け出していた。
人だかりが出来ているその中心。

人の波をかき分け、ブーンが見たその先には

血にまみれ、立ち尽くしているドクオの姿があった。


38 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 11:25:05.22 ID:lhhi4eEd0

( ^ω^)「……ドク……オ……?」

('A`)「ウゼエ……こいつらマジウゼエ……」

足元の赤い塊に向かってブツブツ呟くドクオ。
その塊は、元は人間だったモノ。

またブーンの脳裏に、昨夜の女の欠けた顔が浮かび上がる。

('A`)「馬鹿にしやがって……クソ、馬鹿にしやがって……」

( ^ω^)「……ドクオ……」

ドクオに付着する血は、明らかにドクオのではなかった。
おそらくはあの塊が吹き出したもの。

('A`)「クソ、クソ、クソッ!!」

(;^ω^)「ドクオッ!!」


('A`)「!! ブーン……」

振り向いた顔は、ブーンの知っている男の顔ではなかった。


39 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 11:25:24.50 ID:lhhi4eEd0

元々覇気のない顔つきだった。
しかし今、目の前にいるドクオは、病的なまでに変わってしまっていた。

目をギョロつかせ、それでいてどこか自信に満ちた顔つき。

('A`)「なんだ来てたのかブーン。遅刻だぞ」

顔を真紅に染めたまま言うその台詞は、かなり違和感があった。

('A`)「全く……また絡まれちまったじゃねえか」

(;^ω^)「ドクオ……それドクオが……?」

('A`)「ああ、見ろよ。俺がやったんだぜ……」

('A`)「今日もお前にコレを見せたくてさ」


40 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 11:25:48.37 ID:Hj9X5JuY0
今北産業


41 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 11:25:50.77 ID:lhhi4eEd0

警官1「手を上げろ!!」

警官2「離れて!! 離れてください!!」

騒ぎに駆けつけた警官が、拳銃を構えドクオに威嚇する。

('A`)「……なんだよ。悪いのはこいつ等だぞ」

凶器を持ってないトコを見て、警官は拘束しようとドクオに近づいた。

('A`)「……んだよクソが……」

(;^ω^)「!! ドクオ!! やめるお!!」


42 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 11:26:27.62 ID:FTxVF4vxO
>>40
ブーン
アシタカ化
テラツヨスwww


43 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 11:26:40.14 ID:lhhi4eEd0

ドクオは警官に手をかざした。

警官1「っ!!」

その先に、プラズマを伴う黒い球体が出現する。

('A`)「死ね」

死の宣告を言い放つとともに、バスケットボール大の球体が射出された。

警官1「うぐっ!!」
「ぎゃっ!!」
「うわ!!」

真っ直ぐに放たれた球体は警官の胸を貫通し、後ろの一般人をも巻き込んだ。

ドミノ倒しのように一直線に人が倒れていく。
倒れた人間は一様に、胸にぽっかりと穴が空いた。

(;^ω^)「ドクオーーーーーーーーッ!!!!!!!!」


44 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 11:27:44.78 ID:lhhi4eEd0

('A`)「!?」

ブーンの不意のタックルを食らい、くぐもった声を漏らしドクオは後方に吹き飛ぶ。

('A`)「っぐ、お前……!?」

(;^ω^)「やめるお!! お前何考えてるんだお!! こんな……こんな……」

('A`)「んだよ……」


('A`)「お前も、能力者か」


ドクオは上体を起こし、ブーンを睨んだ。
それはどこか嬉しそうな眼差し。
何かを期待しているような視線。


45 ひこまろエロス New! 2006/06/30(金) 11:28:36.01 ID:yKfQ5PWkO
(^ω^)これだけはwktkお
(^ω^)久しぶりに夢中にさせてもらったお


46 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 11:28:41.73 ID:lhhi4eEd0

周りの喧騒はより一層激しくなった。
ある者は悲鳴を上げ、ある者はパニックを起こし皆散り散りに逃げ出した。

手をかざし放たれる黒い球体。
ブーンはしゃがんでソレをかわした。

「ぎゃっ!!」
「あぐっ!!」

(;^ω^)「!!」

('A`)「ハハッ!! そうかお前もか!!」

ドクオは両手を使い、次々と球体を放ってきた。

「いやあああああああっ!!」
「ぐえっ!!」

(;^ω^)「ドクオ!! やめるお!!」

('A`)「見せてみろよ!! お前はどんな能力なんだ!?」


47 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 11:29:21.17 ID:lhhi4eEd0

ドクオは胸の前で手のひらを合わせた。
そしてゆっくりと離していく。

その中心に黒く光り輝く、一回りも二回りもでかい球体が出現した。

('A`)「ハッハァ!!」

(;^ω^)「うわっ!!」

黒い球体はブーンをかすめ、ロータリーを飛んでいく。
そのままビルの壁に激突し、爆発を起こした。


48 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 11:30:00.09 ID:lhhi4eEd0

駅前は見るも無残な有様だった。
そこかしこでうめき声が聞こえる。

(;^ω^)「……クオ…………」

('A`)「あ?」

(#^ω^)「ドクオーーーーーーッ!!!!!!!」

('A`)「!! っぐ!!」

思い切り加速のついた拳を受け、ドクオはまたふき飛ばされた。

(#^ω^)「何トチ狂ったことしてんだお!! いい加減にしろお!!」

('A`)「く……ふふ」

(#^ω^)「何がおかしいんだお!!」

('A`)「いいじゃねえか別に。一般人が何人死のうが知ったこっちゃねえ。そうだろ?」

(;^ω^)「……!! お前……!!」


49 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 11:30:32.36 ID:lhhi4eEd0

('A`)「俺らは選ばれた人間なんだよ。特別な存在なんだ。自分の力を好きなように使って何が悪い!!」

(;^ω^)「……目を覚ますおドクオ!! こんなこと間違ってるお!!」

('A`)「いい子ぶってんじゃねえよ。お前にも力があるならわかるだろ? この高揚感……」

('A`)「お前なら分かるだろブーン!! コレは復讐なんだよ!! 俺らを追いやった社会に!! 世界に!!」

そう言って黒い球体を四方八方に乱射するドクオ。

(;^ω^)「ドクオ……ドクオ目を覚ませお!!」


50 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 11:31:49.03 ID:lhhi4eEd0

∞「やれやれ……大変な事になってるね」

(;^ω^)「!! ムゲン!!」

∞「このままだと被害は拡大する一方だよ。早くなんとかするんだ」

(;^ω^)「なんとかったって……ドクオは友達だお!! 殺すことなんて出来ないお!!」

∞「ちょ、君はなかなか考え方が物騒だな。気絶させるなりなんなり、方法はあるだろう」

(;^ω^)「そ、そうか!! 把握したお!!」

気絶させるつもりで放った右の拳。
しかし、それはドクオに届くことなく、突如現れた男によって止められた。
ブーンの右腕を掴む男。

無表情なその男は、

(´<_` )「何をやっとるんだドクオ」

親友の名前を口にした。


51 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 11:32:41.89 ID:FTxVF4vxO
wktk


52 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 11:32:42.80 ID:lhhi4eEd0

(´<_` )「おふざけがすぎるぞ。お前、顔合わせもまだだろう」

('A`)「弟者……さん」

(;^ω^)「だ、誰だお貴様!!」

弟者と呼ばれたその男は、ブーンの腕をつかんだままドクオに話しかけた。

(´<_` )「勝手な事をされちゃ困るんだよ」

('A`)「すいません……」

(#^ω^)「無視すんじゃねえお!!」

弟者の腕を振り払う。
予想外の怪力にたじろいだ弟者は、しかし冷静にドクオに言った。

(´<_` )「なんだこの白豚は……おいドクオ、お前の友達か?」

('A`)「は、はい。それで弟者さんにお願いがあるんですが……」


53 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 11:33:19.36 ID:lhhi4eEd0

(´<_` )「……この男も入れてほしいってか?」

('A`)「お願いします。コイツも能力者みたいなんです」

(#^ω^)「何勝手に話し進めてんだお!! なんのことだお!!」

('A`)「なぁブーン……お前も来いよ。一緒にこの世界を変えるんだ」

(;^ω^)「……っ!?」

∞「……」

∞「(……違う……コイツじゃ……ない)」


54 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 11:33:50.97 ID:lhhi4eEd0

(;^ω^)「まだ言うのかお……いい加減目を覚ますお!!」

('A`)「俺ら能力者が協力すれば、不可能なんて事はないさ」

(;^ω^)「なに!?」

('A`)「組織を作るんだよ。選ばれた人間だけの組織だ」

(´<_` )「……やめとけドクオ。コイツはそんな気は更々ないようだ。それに……」

∞「!!」

(´<_` )「この蝿はなんだ? お前の仲間か白豚」

弟者はムゲンを捕らえ、握りつぶした。
開かれた手の平からは潰された蝿の死骸が落ちてきた。


55 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 11:34:21.90 ID:lhhi4eEd0
(;-ω-)=3


56 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 11:35:35.23 ID:0P2cH+MG0
面白いwktk


57 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 11:41:22.18 ID:dLrI+jHKO
>>56
IDいいな


58 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 12:28:22.27 ID:lhhi4eEd0

(;^ω^)「ムゲン!! 貴様ァッ!!」

(´<_` )「身の程を知れ豚が……」

(;゚ω゚)「うぐっ!!」

次の瞬間。
弟者の顔を殴ろうとしたブーンの拳は空を切り、体は上空へと吹き飛ばされた。

(;゚ω゚)「なんだ……お……今のは……」

(´<_` )「おいドクオ。早く撤収するぞ」

('A`)「はい……」

(;゚ω゚)「待つお……クソッ……」

(´<_` )「兄者も今頃はカンカンだ。多少のお叱りは覚悟するんだな」

('A`)「……」


59 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 12:30:43.49 ID:lhhi4eEd0

(;゚ω゚)「ドクオ!! 行っちゃダメだお!!」


ブーンにはわかっていた。

弟者の下へ行ってしまえば、ドクオはもう戻ってこれない事。

そして今の自分ではドクオを取り戻す力がない事。


(;゚ω゚)「……クソッ、もっとだ!! もっと強く、もっと早く!!」

ブーンが加速する。

(;゚ω゚)「もっと強く!!」

腹までだった紋様は上半身を覆い、腕や顔にまで現れた。


60 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 12:31:32.22 ID:lhhi4eEd0

(´<_`;)「なっ!? 速

(#^ω^)「うおおおおおおおお!!」

ブーンの能力は明らかに黒い紋様の量に比例していた。
そう思わせる程、スピードは先程との比ではなかった。

(´<_`;)「っぐふぅ!!」

ガードした腕ごと吹き飛ばされる弟者。

('A`)「弟者さん!!」

(´<_`;)「っぐぅ……貴様……豚の分際で……っ!!」


「うわぁ~」

(;^ω^)「!! 誰だお前ら!!」


61 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 12:31:54.02 ID:lhhi4eEd0

(’e’)「うわぁ~」


「フハハ!! だから仕事は全部ウリに任せろって言ったニダ!!」

<ヽ`∀´>「情けないニダ!!」


「弟者何してるモナ」

(´<_`;)「む……」

( ´∀`)「ドクオの暴走を止めにきたお前が暴走してどうするモナ」

(´<_`;)「……くっ」


(´<_`;)「白豚!! この痛み……覚えておくぞ!!」

(;^ω^)「あ、待てお!!」


62 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 12:42:39.31 ID:zJZ771VNO
wktk


63 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 12:43:35.13 ID:Cqpp3fx1O
夜勤明けの俺にはキツいな(´・ω・`)


64 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 12:50:47.85 ID:8i2DFrHBO
昼休みのいい暇潰しになった


65 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2006/06/30(金) 13:05:52.27 ID:8i2DFrHBO
仕事前に保守しとく
夕方までこのスレが残っていますように





ID:lhhi4eEd0さんの作品に脱帽
上手いですよね
あぱっちもいつかは作って見たいんですが、文才がない^^;



面白ければ:(・∀・)モキュ?
面白くなければ:Σ(´Д`lll)
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